コメント
- 重い重いダークファンタジーな世界観・シナリオにノックアウトされました。
ラスボス戦後のエピローグまでボリュームたっぷり。ともかく全編通して物量とパワーに圧倒されます。
- 今まで遊んだフリーゲーム、おそらく500作以上ある中で
最も「全身全霊」という言葉の似合う作品。
- 復讐と贖罪と。すごかった。トレス先生好き。
- 魔女と人間が対立する世界を舞台にした大長編RPG。ツクール2000製。
重苦しいシナリオ展開と長い会話イベントは人を選ぶが、
我慢して進めていけば終盤熱い展開が待っている感じ。
システム面も3種類の戦闘が盛り込まれて非常に力の入った作品でした。
- まさか2015年になってもツクール2000でこんな超大作を遊べるとは思ってもいませんでした。
最高に楽しかった!ありがとう!
- 個人的にこの作品から、壊れてしまったものは再生することができるのか?
というテーマを強く感じました。
それを描くために、作中では人や人の心、人生そのもの、国や世界まで様々な
物事がぶち壊しにされる描写が執拗になされていきます。当然主人公もこの例外では
ありません。
これらの濃い描写に胸焼けを起こす人もいるのかもしれませんが、この作品は
決して平凡な悲劇には終わらず、そこから再生していく過程が懇切丁寧に描かれていきます。
その意味でこの作品のメインは再生の部分であって、人の希望を描いた作品なんだと思いました。
- 確率制御による連続行動が面白い独自戦闘システムですが、同じキャラクターが続けて行動すると連続行動の発生率が大きく下がるため、自然と複数キャラクターによる連携シチュエーションが発生するのもアツい。終盤以降のボス戦は絶望を感じるレベルで厳しいものもあり、その分達成感も格別でした。シナリオは一部くどく感じる部分もありましたが、多数のキャラクターが徹底的に掘り下げられ、長い長い絶望的な展開の先に訪れるカタルシスは格別。作品世界に浸りすぎてしまうとプレイ後しばらく現実に帰ってこれない、いい意味で後を引く作品でした。