フリゲ2018 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲーム コメント


おしばな物語 (※15推) :
  • エンボイズからずっと待っていたSLG。
    シンプルな文章であそこまで感情を伝えられる技術が凄いと思う。
    シナリオを読み進める手が止まらなくて気づいたら朝になっていた。
    トゥルーエンド最高でしたありがとうございます。
  • 絶対にヒロインを幸せにしてやりたい!と思えるストーリー、演出、レトロでセクシーな絵柄、CGの数、どれも素晴らしかった。Nodion Boy本編にも期待しています。
  • 身分格差とドロドロの群集劇
    逆境に咲く小さな花、モリスちゃんカワイイ!
  • 育成シミュ。豊富なスチルに彩られた"幸せ"の物語。えっちなお着替え要素もあるぞ!
  • 階級が全ての国、返り咲くことを望む元上流階級ルカーヒ、美貌だがうつむいてばかりで自信のないプリンセス候補の妹モリス・スタルウェブ、妹をプリンセスにすることで出世したいと語る兄、軍の兵士や他のプリンセス候補など様々な人物との出会い、土下座、貧民階級で生きること、残酷な階級差の中で人を救けること、人生の宝とはなんなのか、土下座、兄の本当の想い、モリスの幸せとは、そして土下座。
    「おしばな物語」は元・王国一の教育係ルカーヒが平民の娘モリスをプリンセス候補として育てる育成シミュレーションです。育成は難易度を下げればそれほど難しくはなく、ストレスなく進められます。育成にはお金がかかりますが、困窮したらなんと路地裏に行くことで怪しいお金稼ぎもできます(貞操ステータスが大ダウンしますが)。遊びやすさもさることながら、この作品は何より人に寄り添う視点で綴られていく物語が魅力的でした。貧民は見捨てられ、王族の安全が何より優先される国で落ちぶれたルカーヒは、平民のモリスは、出世を狙うと語る兄は、それぞれ何を考え、どう行動していくのか。そしてそれぞれの行動がそれぞれにどう影響していくのかがドラマチックに語られ、ストーリーエンドのラストでは一本の映画を観終ったかのような満足感に包まれました。恋仲になれる相手かつ物語にも関わる軍人のメイサやアルバートは、スタルウェブの兄含めて同作者の前作「少年旗戦エンボイズ」にも登場しますが、今作では前作の印象とはそれぞれ違った面が見られるのも多面性を感じられました。複数あるエンドはどれも味わい深く、幸せな気分になる事もあれば絶望することもあり、その様々な可能性を見た後にストーリーエンドを噛み締めてしみじみと感動することもできる、とても素晴らしい作品でした。ありがとうございました。