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- 不思議ないきもの「イスパ」と、その保護者的存在である「コズミ」が過ごす、どこか奇妙でほのぼのした日常に笑ったり癒されたり幸せについて考えたりする一周20分ほどの育成風ADV。
掃除や来客対応など、お手伝いとして家のことをしたり好きに過ごしたりするイスパの行動を選択肢で選んでいくという形で進んでいくのですが、とにかくイスパがかわいい。イスパは目パチする上に表情もころころ変わるので見ていて楽しく、また場面場面で表示されるミニスチルはちょこちょこと動いてずっと眺めていたくなりました。イスパは最終的に姿が変わるのですが、それが9種で1種につき会話パターンが3ずつあるためED数は27！イスパの変化後の姿はどれも不思議だったり独特だったりとそれぞれ変わったデザインなので全部見たくなりましたし、同じ姿でも違う会話が見られるのが嬉しく、うきうきとした気持ちでEDを埋めていきました。
イスパはかわいくコズミさんは優しい、そしてねこちゃんさんもかわいい、『たましいとカラっぽ』はそんな賑やかで穏やかな日々が描かれた作品であるということは間違いのないことですが、何事にも始まりと終わりはあるので、エンドコンプを目指す場合にはなぜ始まったのか、どう終わるのかを知ることもあると思います。優しい人はどこまでも優しく、だからこそ苦しい、ただ見ているだけのプレイヤーにできることは何一つありませんが、すべてが良いように収まる未来が訪れると良いなあと思いました。