フリゲ2020 コメント

タイトル画面からもう雰囲気がすごい。憧れと後悔と暗闇と眩しさが一挙にくる。誰もいない教室に置かれた、空の清涼飲料水のボトルを眺めるような感覚。
主人公の経験と心情、古本屋で聞いた青春時代の思い出話、その中で紡がれるファンタジー小説。この物語の3層構造がリンクして見事に繋がるのが心地よい。ほろ苦くも微かな希望の感じられるエンディングをぜひ味わって下さい。