コメント
- 圧倒的ボリュームながら、ダレさせない工夫に満ち溢れたプレイアビリティ性と、謎が謎を呼ぶ物語が魅力。
- すごいボリュームのシナリオや仕掛けの数々。素晴らしいゲーム。
- 長編ホラー。
自分がその物語を読んでいくシステム。じっくり読み進めてもなかなか読み終わらないしレファレンスが後々すごく大事というか、その物語の結末を読める条件に絡んでくるのでパズル要素が後半難しくなる(マウスのホイールで拡大縮小が必要)などはあるけど前者は今どこまで読んでいるのかどのくらいでそのエピソードが終わるのかが分かる仕組みなので好きに読み進められます。面白いのだけど結末は人を選ぶ可能性はあり。
読了後おまけ要素あり。
(微妙にネタバレになりますが最後まで終わった…と思った後のとある出来事と仕掛けに驚きました。
読めるエピソード自体はゲーム内に出てくるとある案内人によるとある程度抜粋されているはずなのに…!!)
- フリーノベルゲー界隈の黒船と言ったらこの作品。文字数カウントという画期的なアイデアもさることながら、ストレスなく読めるに特化したデザインで、200万文字以上もありながら飽きずに読み進められるのは、ひとえに作者の才能か、努力の賜物か。いろいろ書きたいけど、どにかくすごい!面白い!以上!
- まさに「すごいフリーゲーム」です。
本作のジャンルは長編サウンドノベルゲーム。そのテキスト量は圧巻で、クリアまでの最低プレイ時間は50時間と想定されており、私は60時間で読了しました。
舞台は2020年の日本、メインキャラクターは三人の女子高生です。彼女達の住む町で殺人事件が起こり、その謎を追う、というのがシナリオの導入となっています。
ノベルゲームにおいて古来から親しまれるシチュエーションですが、本作の特徴はその秀逸なシナリオです。キャラクターの心情描写から背景設定まで、余すことなく描写されており、メインのストーリーのみではご都合的に見え得る展開も、完璧に理由付けされています。
システム面での工夫も意欲的で、一本道のシナリオにも関わらず、進行に応じて解放されるリファレンス等、プレイヤーにはある程度の探索が許されており、自らの意思でシナリオを紐解く感覚を味わえます。
特に気に入ったシステムは案内人との雑談なのですが、膨大な会話パターンと、案内人が時折見せる素の表情に、つい感情移入してしまいました。有益な考察も多く提供され、この謎の多い世界において、プレイヤーは一人ではなく、案内人と話しあって前に進むことができるのです。
また、本作の紹介で外せないのが、恐怖演出です。この点は人を選ぶ要素だと思いました。物語の都合上、必須の要素ではありますが、恐怖演出が苦手な方に本作をお勧めするのは忍びなく、表現をマイルドにした調整版が選べれば万人にお勧めできるのに、と惜しい気持ちです。
本作は近年稀に見るサウンドノベルの傑作です。サウンドノベルを愛する人であれば、大いに楽しめると思いますので、ぜひこの物語の終焉を見届けてください。
- 奇怪な事件と能力、奇妙な因習の裏に隠された真実
大きな物語を巧みなプロットで飽きさせず描いた、至極のサスペンスADV
- シナリオが素晴らしく先が気になってどんどん読み進めてしまう。また、裏話を見てそんなことまで考えてたのかと驚かされることも多々ありクリア後まで満足できる。
トピックや資料などの充実しており、ストーリーに絡むものからそれ必要!?なものまで盛り沢山で作りこみが凄まじく見ていて楽しい。
プレイ時間見ると長いけど、読了後はもっとこの世界に居たいと思わせてくれる素敵な作品。
(たこやきと日記の回が非常に好きです!)