コメント
- もし、今までタイトルで忌避し、プレイを避けている自分と同じような方がいらっしゃいましたら、どうか一度で良いのでプレイして頂きたいと思う程、素敵なゲームでした。自殺を決心した主人公が、なんてことのないその日にどう自殺をするか…そんなタイトル通りのストーリーです。悲しい、辛い、苦しい、憎い…色んな負の感情がぐるぐるとついてきますが、プレイしていてやめたくなるほどしんどくなるようなバッドエンドは無く、ただ、「そうか、こうなるのか…」と考えさせられる内容ばかりでした。ネタバレになってしまうので詳細は控えますが、個人的にはバッドエンド2が一番心にくるものがありましたね…。トゥルーエンドは主人公が救われるので、それを見る為だけにプレイするのも良いかと思います。フルボイスで、基本主人公の淡々とした語り口調で綴られる為、朗読された小説を聞いているかのようで非常に聞き心地が良かったです。また、声優様方の迫真の演技も聴き応えがあります。トゥルーエンド後の追加要素も、大変素晴らしかったです。ワードに怯え、やらずに避けるのは勿体ない。短時間で終わりますので、精神的に参っていない方でしたらプレイするのをおすすめします。…少々長くなってしまいましたが、自分のこのコメントで、少しでも気に留めた方がいらっしゃいましたら幸いです。作者様、公開して下さり有難う御座いました。
- 出だしから鬱々とした語り口でありながら決意に満ちていて、このままだと本当に自殺してしまうという気持ち悪さを最大限に活用した作品になっていると思います。ボイスもこの諦観に支配された状況を嫌でも理解させてくれるような名演だと思います。
ボタンを押したタイミングによって分岐するという仕掛けも珍しく、分岐したエンディングもどれも説得力があります。希望の見える展開はあるのか、ぜひあなたの手でプレイしていただきたい作品です。