コメント
- 海外の名作:障碍を持つ人たちの学園で普通に生活していく人々の物語。
主人公が当事者(内部障碍を抱えている)のため踏み込んだ話が数多くある作品。
「普通とは?障碍の向き合いとは?」ということについて考えが深い世界で心を打つ。医療従事者もそうでない人も全員遊んで - 最初のアイディアこそ興味本位、不謹慎のつもりだったかも知れないが、完成した本作は紛れもない人間賛歌だ。躍動するキャラクターたちが、障害はたしかに大きな問題ではあっても、結局はその人の一属性、それ以上でも以下でもないということをハッキリと示してくれる。
本作のシナリオには本当に何度も心を揺さぶられ、叩きのめされた。ストーリー重視のエロゲは、ともすると濡れ場が必要かわからなくなることがあるが、本作はそこも含めてきちんと物語が繋がっている。(赤松弥太郎) - 起動してプロローグを読んだあたりでもう本作のすごさを感じ取ることができました。きれいなイラストにオープニングムービー、書き下ろしBGM。親切なシステムも搭載して本当に無料かと驚くほどです。
シナリオの面では主人公含め身体障害を負った生徒のみが登場するのが特徴的。障害を安易に「恋愛をする上での壁」のように扱わず、どうやってノーマライズするのかとか人生観などの大きなテーマとして捉えていて非常に読み応えのある内容でした。18禁シーンもヒロインと結ばれるうえで欠かすことのできない意味のあるシーンとなっており、エロゲゆえに描ける内容に踏み込んでいるのが素晴らしいと思います。特に華子ルートでのセックスの持つ意味、そして最後に一皮むけた笑顔を見せてくれるエンディングが大好きです。